2016

T_ADS小渕スタジオ2016 Adaptive Morphology IV【修士】
表面粗・小木なホテル
担当講師:市川創太 (doubleNegatives Architecturehclab.)

背景・概要
2020年オリンピックにちなみ、東京外苑周辺に世界から注目が集まっています。本課題では、インバウンド(訪日外国人)観光を主なターゲットとしたホテル・宿泊施設を計画します。
避難効率や建設コスト縮小の点から、「小木」(最小木:全居室をつなぐ通路の全長が最短)を目指すということは建築のベーシックな課題です。一方、建物の表面積は、建設コスト、メンテナンスの観点から小さくする、という方向が採用されがちです。しかし本課題では、あえて逆の価値観「表面粗」(表面が粗い)を取る理由・動機付、対コストとしてどのようなトレードが考えられるかを想定しながら、「表面粗・小木」な計画の可能性について探ります。

スタジオ情報サイト http://am.d-xx.com/

課題の進め方
①建築の見方、モデル化、プログラミング
設計に援用できそうな統計やグラフ(ネットワーク)理論などをプログラミングを通して学び、建築をどのように捉えるか、モデル化するかを考えます。
②リサーチと比較資料の作成
表面租な集合住宅、ホテル、原宿、外苑前、青山周辺のビンテージマンションなどをピックアップし、どのように数値比較できるかを話し合い、資料を作成します。
③設計
敷地にかかる規制、考慮すべき点を整理し、表面粗・小木なホテルを計画します。①を使って設計し、②を使ってどのように小木なのかを説明します。

対象  大学院生. プログラミングに興味のある学生

定員  なし

道具  Rhinocerous + Grasshopper、Rhino-Python を主に使用します。
Rhinocerous + Grasshopperの未経験者は、学部Adaptive Morphologyと共通の集中講義
(火木の夕方、6週程度)を受講すること.

場所  基本的に本郷キャンパス工学部1号館3階多目的演習室、もしくは計画敷地周辺

時間  毎週火曜日 13:00 ~ を基本とします.

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