■バックグラウンド 2020年オリンピックに因み、東京外苑周辺に世界から注目が集まっています。インバウンド観光などを受け入れるホテル・宿泊施設を計画します。 ■課題 避難効率や建設コスト縮小の点から、「小木」(最小木:全居室をつなぐ通路の全長が最短)を目指すということはベーシックな課題です。一方建物の表面積は、建設コスト、メンテナンスの観点から小さくする、という方向が採用されがちです。あえて逆の価値観「表面粗」(表面が粗い)を取る理由・動機付、対コストとしてどのようなトレードが考えられるかを想定しながら、如何に「表面粗・小木」な計画になっているかを説明してください。 ■演習構成 ①建築の見方、モデル化、プログラミング ・設計に援用できそうな統計やグラフ(ネットワーク)理論などをプログラミングを通して学び、建築をどのように捉えるか、モデル化するかを考えます。 ②リサーチと比較資料の作成 ・表面租な集合住宅、ホテル、原宿、外苑前、青山周辺のビンテージマンションなどをピックアップし、どのように数値比較できるかを話し合い、資料を作成します。 ③設計 ・敷地にかかる規制、考慮すべき点を整理し、表面粗・小木なホテルを計画します。①を使って設計し、②を使ってどのように小木なのかを説明します。