「設計の方針について」 *熊谷 <巨大なシェアハウス> ・森山邸のように、様々なスケールを持つ個室をランダムに分散配置し、その間にエッジを設定。 そのエッジを分析することで、媒介度等を考慮したプログラムを配置する。 ・住む人の性質を設定して(例えば、一人暮らし、二人暮らし、家族)、それぞれの媒介度等を分析して重ね合わせる。 _始めに環境や面積などの条件によってボリュームを設定することで、要求に答えつつ複雑な設計が可能? _リビング等の機能の場所を決めるのではなく、機能は流動的にした方がいいのでは。 <既存の建物を活用> 既存の建物を活用して、どのように機能を付加するか? ・機能は商業施設か *渋谷 ・分析をフィードバックするようにプログラムを配置することで、設計に応用できないか? _例えば、自販機などを置いたときに、その場所への負荷を減らすような 影響が小さいものから配置していけば良いのでは ・スケールごとに分析する ・分析前の設計自体が恣意的になってしまうのでは? <中心に媒介度が集中しない特殊な平面を応用する>建築内と、外部空間でエッジとノード、ドロネー分割のように異なる? *内田 ・分析をする前に機能を入れるか? ・道幅なども考慮した方が、実際の状況に近くなるのでは? ・レジデンスはツリー状なのに対して、展示室はネットワーク状になる。それによって媒介度の分析の仕方が変わるのでは? <近接性と媒介度の重ね合わせ> <地形を応用した建築>上部に住居、下部に展示室を配置することで、有効性によって動線が分けられるのでは? *一杉 ・エレベーターを有効グラフでつくったが誤差が出た。 _レイヤー分けによって改善可 <住居と公共空間のレイヤーの重ね合わせ>入り口と出口の要因を変えてみる。時間による操作。 <既存の建物を活用する> ________________________________________________ 使えそうな指標 ・媒介度 _出発点と目的地を設定することで、バリエーションが生まれる _配置と入り口と出口の操作 ・近接性 ・エリア ・find furthest <設計方法> 操作手法A グラフの形(ノード・エッジ・傾き)を設定 操作手法B 与えられたグラフの入り口、出口をどう設定するか。 ________________________________________________ <次回まで> 分析のゴールをどこに設定するかを考えておく。
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150512(tue)13:30- □今日の内容 1. Street Viewの新機能の解説 2. GH Pythonのtutorial 3. Pinup 4. 対象敷地と今後の方針 ********** 1. Street View ・ストリートビューでテクスチャを追加する。 →見やすくなる。 →複数枚貼ることはできない http://am.d-xx.com/2015/05/02/streetviewテクスチャ/ ・任意のノードを指定して、特定のルート間での媒介度を測定する。 ・始点と終点は複数点を指定でき、さらに重複選択も可能なので重み付けが可能。 →main entrance と sub, side entranceなど通貨頻度を区別し解析できる。 →プログラムの利用度の優劣によって解析できる。 http://am.d-xx.com/2015/05/02/ノード指定媒介度計測%E3%80%80streetview%E3%80%80など/ 2. GH Python Tutorial http://am.d-xx.com/2015/05/12/rhinogh-python-graph-module/ 3. Pinup *一杉 ・ハイタウン北方 / 妹島和世 →一般的なマンションと特徴的な共有部分を持つマンションの比較 レビュー:2edge nodeは計算にカウントされないので、個室などを計算に含めたい場合は、非常に短かいノードを付け加えるという方法もあるかもしれない。 *内田 ・Rolex Learning Center の分析を宇土小学校に応用するとどうなるか? 連続平面だといろいろな道筋があり得るはずなのに、意外と最短距離のパスが一筋際立つ。優先度が三位くらいのものまでを抽出し計画できないか? レビュー:分析ツールのbufferの値を調整することで、最短距離よりも少し長い距離のパスも通行できるように調整できる。 *熊谷 ・森山邸 / 西沢立衛 →分散した箱同士の関係性 レビュー:隣接する道路だけでなく、もう少し範囲を広げたらどうなるのか。 分散的な配置を設計に応用したらどうなるのか。 *澁谷 新たに解析したもの 柱とノードの関係性 ・KAIT工房 / 石上純也 →存在感のない無数の柱がつくる見えない領域 ・多摩美図書館 / 伊東豊雄 →アーチの柱がつくる領域と家具、建具の関係 ・Swiss Re Next / Christian Kerez →構造体としての斜め動線が各階ノードにに与える影響 ・せんだいメディアテーク / 伊東豊雄 →変化していくチューブが各階のノードに与える影響 ・変なグラフ →近接性が中心によらないような十字プラン レビュー:建築単体で解析して見つけたルールを群として考えた時にどう応用できるのか。 スケールを変えて2段階で解析したらどうなるか。 4. 対象敷地と今後の方針 対象地は「北青山三丁目地区」 http://am.d-xx.com/2015/05/13/北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト%E3%80%80敷地/ 議論1「どんなプログラムが必要か?」 ・住居か展示室を配置計画をすることが基本的な方向性? ・住居と展示室が混在してるほうがいいのか? ・住居のプライベート性と展示室の回遊性をどう扱うか?→動線の交差が許される状況って? ・展示室のオーナーが住んでいるのか? ・住居とか展示室以外にも、店舗やオフィス、宿泊施設と住居のMIXなどもあり得る必要があるのではないか? ←考えることが多い複雑なプログラムというよりは、「箱をおいたら成り立つような」プログラムがいいのではないか? ・住居を一棟に集約し、周囲を都市公園にする。その関係性のデザイン? ・住居を平屋で連続平面的に解いてみる? 議論2「既存の団地をどう扱うか?」 ヴォリュームは保持して展示空間を挿入する? リノベーションか?オルタナティブか? 議論3「何をゴールとするか?」 ・どこまで意図的に設定し、どこからシミュレーションで導き出すか? ・各自が設定した問題に対して、「あるパラメータを変えると何がどう良くなる」という設計手法を構築できればひとまず良しか。 ・媒介度や近接性の解析だけで解くのではなく、例えば、日照や風などの環境シミュレーションと組み合わせたほうが良いのかもしれない。 次回までにやること ・具体的にどういうプログラムにしていくか? ・設計したものを何をもってよしとするか? ・近接性が中心とならないようなおもしろグラフ
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北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト 敷地再開発関係
北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト 都営北青山町アパート 敷地: 約 3.95ha 戸数: 25棟 586戸 S32~43 年建設 大きな地図を表示
Rhino/GH-python Graph Module
graph_1_0.py → Rhino-python / GH-Python 用のGraphモジュール version 1.0 です(重みつき有向グラフ、マルチショーテストパス対応フレーム)。スタジオ用拡張モジュール置き場の c:\MAsunit\ 直下にコピーし(始めてモジュールを追加する人はパスも通してください)、アップしてライノを再起動してください。 グラフの作り方は今のところ2通り。こちらサンプルです。 graph_module_test.zip TextDotとそれらをつないだCurveからインスタンスを作る方法(クラスGraphDot) つながったCurveからインスタンスを作る方法(クラスGraph, hclab. Street Viewに近い) 全ノードアクセス 全エッジアクセス 現在組み込んである関数は、ダイクストラ法による最短経路距離計算、ショーテストパス検出のみです。 g.Dijkstra(基点ノードのインスタンス) g.DijkstraFast(基点ノードのインスタンス) g.traceRoute(目的ノードのインスタンス) g.traceRoutesNode(目的ノードのインスタンス) g.traceRoutesEdge(目的ノードのインスタンス) シングルパスダイクストラ、各ノードまでのコスト シングルパスダイクストラ、トレースルート(ノードリスト取得) マルチパス対応ダイクストラ、トレースルート(ノードリスト取得、エッジリスト取得)
設計に使えそうなグラフの指標(スタジオ全体で検討)
住宅系集積: 入口・エントランスから全ての住戸へ最短経路を通った場合の、各ノードの媒介度 → 媒介度の高いノードや経路を充実させる? minisum to come(近接性) 全ての住戸から、全員が来やすい場所 → 集会室や自販機設置場所? minimaxは? 展示室系集積: 全ての展示室間を最短経路で移動させたときの、媒介度 minisum to come(近接性) 全ての展示室から来やすい場所 minisum to go(近接性) 全ての展示室に行きやすい場所 → 展示室群全体の入口? / ローディングの基点? minimaxは? 最小木 MST (Minimum Spanning Tree) : 最小エッジで全てのノードをつなぐネットワーク → エッジ ≒ 廊下などの動線とした場合、低コストといえる?
ノード指定媒介度計測 (StreetView) など
hclab. StreetView の機能説明です。 有向グラフエッジの上り下りの負荷設定は ‘,’ カンマキーを押すと、上り:3.0 下り:-1.0 に設定されます。 キー’1’を押して設定パネル群を出し、edit パネルからスライダーで設定することもできます。 エッジの負荷は、表示モードを”weight” にすると見やすいです。 また “show edge section” チェックを入れると斜めの視点からより見えやすいです。 origin とdestinationから最短ルートを表示した状態で、負荷を変えると結果も追従します evaluation experimental パネル:Betweenness(single path to destination) とBetweenness(multi paths to destination) のいずれかのボタンを押し、目的ノードを選択すると、他の全てのノードから選択した目的ノードへ最短経路で向かった場合に各ノードを通過する回数をカウントします。目的ノードは複数選択できます。同じノードを複数回選択した場合は、そのノードへ複数回向かった媒介回数をカウントします(重み付けに使うことができます)。 Betweenness(single path to destination) とBetweenness(multi paths to destination) はほぼ同じ機能ですが、後者のほうが計算コストがかかる分正確です。Betweenness(multi paths to destination)では、同じ距離の最短ルートが複数ある場合に、媒介度を最短ルート数に応じて分配します。 pick up destinations Betweenness(multi paths) と pick up origins Betweenness(multi paths) も媒介度の評価に使えますが、こちらは目的ノードと出発ノードをそれぞれ指定するためのものです。 目的ノードも出発ノードも複数選べます。出発ノードのみ、同じノードを複数回選択できます(重み付けに使えます) 選択する順番は必ず、目的ノード(単数、複数)、出発ノード(単数、複数、重複あり)となります。
StreetViewテクスチャ
StreetViewでテクスチャ表示の機能制限をはずしました。最新版をhclab / donwlod からダウンロードしてください。ファイルの作り方は Dropbox\MAS-GRAPH_studio_sharing の 0502_TheMontrealPavilion_edge00.3dm montP.png を参考にしてください。.3dmファイルの隣に、pictureframeで貼った. png, .jpgなどのテクスチャを置く必要があります。


